『このアルバムのギターサウンドにヤラレタ奴多数！』
まず断言したいのはこのアルバムは間違いなく日本のロック史に残る大名盤である。曲、アレンジ、ミックス、曲順、詩の内容はともかく言葉の乗せ方選び方、センス抜群である。ともかく発売当時このアルバムに針（時代はまだアナログ全盛）を落としてヤラレなっかた不良男子はまずいなっかたのである。そして何をおいても布袋のギターである。当時メタルが全盛で、これを聴くまでハムバッカーのギターにギンギンにディスト?ションをかけて、バカみたいに歪ませてパワーコードでリフを刻むのがロックギターだと思っていた輩を、目覚めさせ、矯正させ、センスアップさせたのが彼の功績である。彼自身、以前インタビューで「ギターリストじゃなかったら、DJになっていただろう」と語っていただけに、その音楽知識は豊富で音楽誌などで彼が勧めたり、影響を受けたりとかしたアーティストの作品は片っ端からチェックした。その存在感はこのアルバムに収められた「BAD FEELING」や「DANCE CRAZE」を聴いてもらえばお分かり頂けると思う。