『一年待った甲斐があった。』
今回のシングル、非常に完成度が高いです。
一年ぶりとはいえ間でアルバムも出しているし、あまり待ちに待ったという感じでもない気がしますが。まあシングルは久々なので。

まずglitterは浜崎さん恒例の夏ソング。正直またか?と思っていましたが、去年のBLUE BIRDと比べてもこっちの方が全然良い。
馴染みやすい曲調に、しっかりと作りこまれた詩。「泣けなくなった」「泣かなくなった」にはハッとさせられました。たった一文字違うだけでこんなにも意味が変わる。
前作より押さえ気味のビブラートも良い感じに雰囲気出してます。

そしてfatedは久々にネガティブな曲ですね。
今僕の目の前に?のフレーズは鳥肌が立ちました。
これぞ浜崎あゆみというか、歌詞カードを見ながらじっくり聴きたいと思えるのは彼女だけです。

Secretについては、アルバムからのリカットですが、A面2曲をぶち壊すこともなく、主張しすぎることもなく、けれどそれなりに存在感があり、とても馴染んでます。

どの曲もまったく違ったボーカルで、飽きることなく聴けます。


ショートフィルムは、ストーリーはありきたりですが浜崎さんの演技力には驚かされました。
情感込めて歌っているだけありますね。

表現力も、歌詞の奥の深さもこの一枚で全て堪能できると思います。
彼女を色眼鏡で見ている人に聴かせたい一品。