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CLAYMORE 10 (10)

『スピード感と凝縮感をいつまで保つことができるか』
クレアを含めてクレイモアがなんと24名も登場です。これだけの人数になるとキャラを立てて収拾していくのが大変です。主要キャラとその他大勢にしてしまうと、単純な構成になって陳腐化してしまう恐れもあります。
いわくありげなキャラも登場しますが、掘り下げる時間はありません。物語の展開優先の中で実にもったいなく”消費”されていきます。これは連載間隔の長い月刊誌故に致し方なしという感じでしょうか。週刊誌ならもっと各キャラにスポットを当てて、深みをだすことも出来たでしょう。(月刊ジャンプ休刊に伴い7月から週刊ジャンプで継続連載していますが、掲載も週刊になった訳では無く、従来のペースと同じく月一掲載です)
井上雄彦だったら”実はこんな過去を背負っていたのだ…”とばかりに一人一人の過去を振り返ってコミック数冊分費やすところですが、そういった背景部分を全て読者の想像に任せて僅かなページで完結するところなどは、だらだら続く闘いがお約束のコミックに慣れた眼には新鮮に映ります。
今まではスピード感と凝縮感のバランスが良くてテンポ良く楽しめましたが、今後は強さのインフレーションをどう抑制しながら終盤に向かっていくのかが鍵ではないでしょうか。この後の12巻もそうですが、何だかDBZのように迷走してしまいそうな危うさが匂います。

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