Coccoが一番好き♪

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サングローズ

『「痛い」自己表出』
Coccoのアルバムを聴いていると時々恐ろしくなる。躁鬱的に配列される激しい曲と美しい曲。感情を排さない歌唱。そして何より(外見からは想像つかないような)グサッと来る歌詞。それがあってCoccoミュージックの豊穣さが産まれるわけだ。

個人的に、彼女の最高傑作はこのアルバムだと思う。まずは充実した楽曲。JPOP究極の逸品「焼け野が原」は本作に収録されている。それ以外にも「珊瑚と花と」「羽根」等、名曲が多い。そして別れと絶望に満ちた歌詞。以前にも含蓄に富んだ痛い詞はあったが、本作は傾向が違う。「あなた」へ向けられた痛さではなく、「わたし=Cocco自身」に向けられた痛さだ。なぜか、音楽活動を一旦休止した理由がわかるような気がした。

躁鬱さを乗り越えるには聴きこみが必要だろう。ただCoccoのアルバムはそれ相応の価値を持っていると思う。再開後の指向が見えづらいが、Coccoの存在は日本の音楽シーンにおいて稀有なのである。是非Coccoの自己表出に耳を傾けてほしい。

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