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Ball of Fire

『上質の健康的なスクリューボールコメディ』
 ビリー・ワイルダーが脚本を半分手がけていて、ウィットに富んだ、それでいて心を打つようなセリフがたくさんある。この作品は一種のおとぎばなし、「白雪姫と七人の小人」の現代版コメディといえるかもしれない。白雪姫は、バーバラ・スタンウィック演じるナイトクラブのシンガー、シュガープス・オーシェ。王子は、ゲーリー・クーパー演じる、プリンストン出の生涯をずっと学問に捧げてきて世の中の悪いことは何も知らない純粋な若い教授。7人の小人達は、クーパーの同僚の独身の年配教授達。

 8人の教授達は共同で百科辞典を作るために一種の隠遁生活をしている。スラングの項を担当しているクーパーはある日気付く。自分が知っているスラングではもう時代遅れ、これではお話にならないと。そこで街に繰り出し、あちこちでスラングを拾い、スラングを連発する人々を研究室に招く。その1人がスタンウィック。スタンウィックは、「文明全体を崩壊させるタイプの女」だが、憎めず、どこか見ていると楽しくなって、誠実さを感じさせるといういつもながらの役をすばらしく演じている。ク−パーも、純粋で誰も彼を傷つけたくないと思わせる教授をさわやかに演じている。彼らの恋の行方を見守り、それが成就するように助ける7人の教授も全員個性的で、善意に溢れ、ほほえましくたのもしい。スピード感、ウィット、リズム、そしてリアルな感情、スクリューボールコメディの魅力がすべて凝縮されている。見た後気分が爽快になるような映画。最近こういう映画がないのが残念だ。

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