大塚愛というシンガー/ソングライターをブレイクに導いたセカンド・シングル。スカっぽい要素を取り入れたバンド・アンサンブルにホーン・セクションが彩りを加えるサウンド・メイキング、めちゃくちゃ楽しそうにハジけ飛ぶメロディ・ライン、ナチュラル・ボーン・ポップなヴォーカリゼーション、そして、恋する女の子のあんな気持ちこんな気持ちを「あたし、さくらんぼ」というフレーズに集約してしまう歌詞のセンス。男の子を夢中にさせるに十分なルックスと、女の子の気持ちをばっちり捉える歌を両立させた彼女は、確かに新しい才能だ。(森 朋之)
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