『傑作シリーズ』
2クール目、シーズン5を迎えた相棒は傑作を続けざまに放映することになります。
中には、1クール目より劣る作品もあるのですが、高水準の話がそれをカバーします。
これだけ興奮して、翌週が楽しみになった刑事ドラマはありませんでした。
まず、元日スペシャルの「バベルの塔」。子供が誘拐されて、立てこもって、
と、定番のようですが、演出と出演者たちの演技、最後の一ひねりの展開によって
怖ろしく面白い話になりました。
次に「裏切者」。社会派ドラマを得意とする相棒ならではの話です。病室での寺脇康文の
演技が素晴らしく、涙を禁じえません。相棒お得意の最後の数分でがらっと変わる展開、
すがすがしさまで感じてしまいます。
「イエスタデイ」「女王の宮殿」「殺人シネマ」と良作を出した後、ついに最終話の
「サザンカの咲く頃」が登場します。
この話は歴代の相棒の話の中で、トップだと私は思います。
これが映画だと言われても疑いません。むしろ、刑事モノの映画より面白いかもしれません。
「軍事衛星」「プログラム」など非現実的な要素があり、まるでSFですが、
本当に起こり得るんじゃないかと思うほど面白かったです。
日本でもまだこのような質の高いドラマが作れるんですね。