『伝説の初期「dream」の不朽の名盤を是非！！』
「dream」のアルバムで何が１番と言われれば、迷わず「Process」。
日本の女性ボーカルグループの最高レベルの１枚であり、現在でも古さは全然感じられない。

初期「dream」の特色は、単独でも十分通用するのではないかと思われる「声質」が異なる歌唱力のある３人が、ある時は一人で、ある時はハモッテ聞かせてくれるところと思う。
また、本アルバムは歌詞のないPrologueを除く１４曲が全てメンバーの作詞である。
早熟の天才「松室麻衣」の１０曲はもちろん、現リーダーの「橘佳奈」と「長谷部優」も２曲づつ作詞し、３人とも自分の作詞曲１曲をソロで歌っている。（特に長谷部優のPrecious Heartがお勧め）

「夢は見るためのものじゃない、叶えるためのもの。そう、ここはひとつの通過点・・」という本アルバムの遺伝子は、松室麻衣卒業後も現在の「dream」を支え続けるる２人「ソロ活動を封印している橘佳奈」、「歌うのはdreamの一員として決めているかのような長谷部優」の他、新たに加わったメンバーにも確かに受け継がれているものと思う。

いづれにせよ、「dream」の真髄に触れたい方は是非、聞いていただき、殺伐とした現代社会に発する「自己を肯定し、前向きに進もうとする」本アルバムのメッセージを受け取ってもらいたいと思う。