『音楽って素晴らしくもあり、難しくもあり。』
冒頭の「紅い爪」だけでも買いだ。僕は両方持っているが、しかしどちらをとるかと言われれば「1」をとる。ただし、これは音楽観の問題で、演奏自体は断然こちらが上。さすがチェコフィル。ただ、上手すぎて、美しすぎて、淀み無く流れすぎて、あっという間に通り過ぎていくから、素晴らしさの割に今ひとつ心に残らない。おそらくチェコフィルと矢沢が、音楽的に心底までは共感できていなかったのが原因ではないか。技術的には劣っても、苦労して作り上げた「1」のほうが、音楽的に一枚岩になっている様に思われ、より感動的だ。皆さんはどうでしょうか。