キャロルの代表曲を完全に網羅したベスト・アルバム。皮ジャン、グリースで固めた髪型、眼光するどいルックスといった表面的なイメージから、「昔の不良(または地方のヤンキー)のための音楽」というとらえ方をされることも多いキャロルだが、このアルバムを聴けば、彼らのロックンロールが純粋に音楽として優れていることが、はっきりとわかるはずだ。美しいメロディを持つ楽曲、繊細に組み立てられたアレンジ、レイザー・シャープなバンド・アンサンブル。それはまるで、ハンブルグ時代のビートルズのように、永遠の輝きを放っている。(森 朋之)
次へ