『惜しい作品』
1962-89年のコカ・コーラのCMソング集です。2枚組みながら各ディスクが40分未満であること、高値であること、続編にあたる「コカ・コーラCMソング集Super More」と併せて聴いても、グレン・キャンベル、アバ、ドゥービー・ブラザーズ、三原順子、井上大輔、山下達郎、松山千春、ブラック・キャッツなどが収録されていないこと・・・・などなど、いくつも問題があり、不満足な方がたくさんいらっしゃるのも当然かと思います。ただ、上記のアーティストの作品は版権の問題で収録できなかったのでしょうし、それはやむを得ないことかもしれません。
ただこのCD、通して聴くとなかなか面白いです。レビューで「サウンドのタイムカプセル」と上手い表現をされている方がいらっしゃいますが、CMが時代順に並べられており、日本の歌謡曲の最初期のコーラス・グループ風のものから、グループ・サウンズ風?ニュー・ミュージック風・・・と、日本の音楽の変遷を追うように聴くことが出来ます。CMソングが「時代を映す鏡」であることがよく分かるコンピレーションとなっており、非常に興味深く聴きました。ほか、ジャケのデザインや読み応えのある丁寧な解説にも好感が持てます。
個人的には、氾濫しているCMソング集の中で、比較的価値ある一枚と思います。